普通から特別になりたかったまさみ「ブギーポップは笑わない」 3話 感想

2019冬アニメ

普通から特別になりたかったまさみ「ブギーポップは笑わない」 3話 感想

正美の凡人から特別になりたい感情

今回の一番の見どころは、正美の特別になりたいという感情の発露のシーンでしょう

正美は以前、霧間に告白して振られています。

霧間が振った理由が、正美にこう言っています。

「あんた普通のやつだろ?オレにかかわるとトラブルになるからさ。ごめんな」

告白した自分を霧間に受けいられなかった正美。その拒絶は思春期の少年にとってはなかなかの傷を残したでしょう。

それが原因で普通ではなく、特別になりたい。

さらに拒絶された気持ちは憎しみへと変化していきます。

好きだった気持ちと憎む気持ちが合わさっていたときに、マンティコアとの邂逅。

マンティコアとの出会いにより、正美の中のゆがんだ性癖、殺されたいと殺したいの欲求が強まって特別になっていく。

さらに、マンティコアの捕食した人間の姿になること能力を利用して霧間の肉体をも、手に入れられるようになる。

 

私は正美の気持ちがわからなくもないです。

私も8年ほど片思いをして振られたことがあります。

振られた後ろの方で「はぁー」と相手にため息をつかれたときは苦しかったです。

あれほど好きだったのに受容されないことがわかると、その好意は憎しみへと転化していきます。

相手を自分のものにできないならば、不幸になってしまえばいいという感じですね。

ずいぶんと身勝手なものです。誰かに自分を受け入れてほしいなら、自分の欲求ばかりを短絡的に伝えるのでなく、相手に何をできるかを考える方がいいですし、

また、その一人じゃないとダメだと固執する姿勢もよくなかったでしょう。

世の中には女性はその人だけでなく、たくさんの魅力的な人がいるはずなのに。

 

しかし、まだ高校生で建設的に物事を考えることは、経験も浅いうちには難しいのだと思います。

マンティコアとの出会いさえなければ、ここまで正美は悪化することはなかっただろうに、と考えざるを得ません。

 

マンティコアの新刻に迫るシーン

新刻を殺そうとするときマンティコアは

「好きな男を見ても何も感じなくなっちゃうけどね」

と言います。このとき、新刻の頭の中には「竹田」のことが頭をよぎったはず。

さらにマンティコアは「正美」への愛が深まることを想像してのマウントも兼ねた発言だったでしょう。

しかし、エコーズの指ビームにより正美消滅。

マンティコアをかばったので、正美も利用するための存在だけでなく、マンティコアに愛があったのでしょう。

マンティコアとの遭遇は正美にとって完全に悪いことではなっかたのか…

正美への愛は、新刻への殺意へと変わります。

好きな気持ちって、悪感情に変わりがちやなあ。

 

 

ラストシーン

意味不明の第1話の最後につながって、思わず「おおおおお」と声を出してしまいました。

第3話を見たあとだと、最後のやり取りに新たな意味をかんじます。

新刻の気持ちは複雑なものでしょう。殺されることがなかったので竹田へのドキドキの気持ちは失うことはないですが、それでも、宮下藤花がいる限り竹田と結ばれることはない。

それでも、二人の関係を看過できる。

自分が受け入れられることはないが、それでも憎むことがない。

正美との対比構造になっていて、大人です。

こういう姿勢のおかげで、エコーズの人間の審判による断罪を免れたのでしょう。

大変おもしろかったです。第4話も楽しみ!

 

 

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